ATOHM杜のGT-2.0は、同社のドライバー及びスピーカー設計における技術的到達点となる製品であり、現実的なディメンションからなるエレガントな外観と究極の性能を兼ね備えた唯一のモデルとして製品化しました。
長期にわたる研究と多くのテストを積み重ねた結果、GT-2.0はATOHMの数あるユニットの中でも最も高性能な「Absolute Series」ドライバーユニットを装備しております。
ツィターは28mm口径のソフト・シルクドーム・ツィターで、フレームに高剛性かつ慣性振動の除去が確実な射出成型されたアルミニウムを使用。表面にADP技術(Anamorphic Dispersion Patterns − 漸進的変化による分散パターン)を用いた特殊なパターンを刻むことで指向性がよく、また超高域におけるフレームの反射による干渉を防いでいます。
ポイスコイルはボビンにアルミを、コイル線材にCCAWを採用して軽量化を図り、更に磁性流体の充填やセンターポールにインダクタンスを低減する銅リングを装着することでよりスムーズなピストンモーションと盃みの低減に成功し、30KHzまでの再生を可能にしました。
磁気回路にはネオジウムを採用。リアのマグネットカバー内に特殊なダンピング処理を施し、ユニットの最低周波数帯域を最適化することでより滑らかな高域特性を得ています。
ウーファー/ミッドレンジは150mm口径の特殊合金製メタルコーンで、賢固な射出成型アルミ製のフレームに取り付けられています。
ポイスコイルにはカプトン/ノーメックス材を使用することで軽量化とより完壁なピストンモーションでの再生を可能にします。
磁気回路には強力なフェライト磁石を採用し、ツィタ一同様イングクタンスの低減を目的とした銅リングをセンターボールに装着することでクリアな低域再生を行います。 |